病気・心の状態を知る

バーンアウト(燃え尽き症候群):燃え尽きたように疲れ果てたとき

バーンアウトの症状、うつ病との違い、回復のためにできることをまとめました。

最終確認日: 2026-09-24

バーンアウトとは

バーンアウト(燃え尽き症候群)は、長く続くストレスで心身のエネルギーが底をついた状態をいいます。世界保健機関(WHO)はバーンアウトを病気ではなく「職業に関連する現象」に分類していますが、仕事だけでなく育児、介護、勉強など長く続く負担からも同じような消耗が起こり得ます。

主な症状

  • 休んでも取れない疲れ
  • 仕事や周りの人に対する冷めた気持ちや距離感
  • 以前より仕事の効率が落ち、達成感がなくなる
  • 頭痛、胃腸の不調、風邪をひきやすいなど体の症状
  • いらいらが増え、ささいなことにも敏感になる

うつ病とはどう違う?

バーンアウトは主に特定の負担(仕事など)に関連して現れ、その状況から離れて休むと良くなる傾向があります。一方、うつ病は生活全体で興味や喜びがなくなり、休んでも良くなりません。

ただし、バーンアウトが長く続くとうつ病に進むことがあります。休暇を取っても気分が晴れない、何に対してもやる気が出ない場合は、うつ病のセルフチェックもしてみてください。

回復のためにできること

  1. 疲れ切っていることを認めます。「もう少し頑張れば」という考えが回復を遅らせます。
  2. エネルギーを奪うことを書き出し、減らしたり分担したりできることを探します。
  3. 仕事と休みの境界を決めます。退勤後に仕事の連絡を確認する時間を決めることから始めても構いません。
  4. 睡眠、食事、軽い運動など、体の基本をまず取り戻します。
  5. 上司や家族など信頼できる人と、負担を分け合う方法を話し合います。

会社員であれば、産業医や社内の相談窓口、厚生労働省の働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」も利用できます。

今の状態が気になったら

「バーンアウトセルフチェック (コペンハーゲン・バーンアウト尺度)」で今の状態を簡単に確認できます。

セルフチェックをする →

参考資料

  • 世界保健機関(WHO)国際疾病分類 第11版(ICD-11)— QD85 Burn-out
  • Kristensen, T. S. et al. (2005). The Copenhagen Burnout Inventory

この記事は一般的な情報を提供するもので、医学的診断や法的助言に代わるものではありません。